体操のお兄さん引退前夜、息子たちとのやり取り回想録
次男(4歳)
「ねえねえ、おとうさん、おとうさん。いくつのときから、にこにこぷんやってるの?」
セトちゃん
「うん、20歳からだよ。13年やってるんだよ。でも、もうすぐで、にこにこぷん辞めるんだよ」
長男(6歳)
「にこにこぷんおわったら、つぎはなんなの?」
次男
「ブンブンやるの」
長男
「それはおわったの!」
セトちゃん
「そう。でもにこにこぷんは続くんだよ。お父さんが辞めて、新しい体操のお兄さんが来て、みんなと遊んでくれるんだよ」
長男
「それじゃ、おとうさんはなにやるの?」
セトちゃん
「そうだね、幼稚園で先生の先生をしたり、子どもたちと遊んだり、いろんなことをやるんだよ。でも、また何かのテレビに出るかもしれないよ」
息子たち
「フレーフレー、おとうマン。フレーフレーおとうマン」
セトちゃん
「がんばるゾ!」
1987年冬(「思いつくままに」ファイルより)