運動は運を動かす「Happy Movement」1~子どもの健康が危ない!?~
「子が親に似るの?」
「それとも親が子に似るの?」
多くの人がこのような疑問を持たれたことがあるのではないでしょうか。
どちらが先に立つかはさておき、大なり小なり似てしまうのは言わずと知れた事実。
一方では、「頭の良し悪しは、遺伝的な要素が±20%を占める」というデータもあります。
このような情報から考えると、残りの80%は本人の努力が決めるといえます。
とはいえ大人たちの影響が子どもの発達を大きく左右するということを見過ごすと、「子どもの健康が危ない」に対する本質的解決は見いだせないでしょう。
今、子どもの体(心)に異変が起きています。
既出の論文等で発表されて久しいので詳しく述べるのは差し控えておきます。
あえて例を挙げると
「疲れをすぐに訴える」
「背骨のゆがみ(背中ぐにゃ)」
「アレルギー」
「つまずいて転びやすい」
「転倒時に手が出せず顔面制動する」
「じっと座っていられない(集中力の欠如)」などなど。
挙げればキリがありません。
これらの問題に一向に解決の兆しが見えてこないのは何故でしょうか。
それは、きっと大人の“気ざし”が空回りしているからではないでしょう。
子どもの体の異変に関する情報に危惧し、体力作りのプログラム等の提示に努めるなど、教育関係者も奮起努力されています。
にもかかわらず子どもたちの意識に変化が見られないように思えるのは、一体どういうことでしょう。
マスコミが盛んに取り上げ、大人も子どもも一度は見聞きしているに違いないのに、その気にならない(なれない)のは、どこに原因があるからなのでしょうか?
これはきっと、行政や教育現場、マスコミ等で提示されている「ハード面=教育・運動プログラムなど」の問題だけではないように思えてなりません。
「病は気から」
「気は持ちよう」
「気は心」
「幸せはいつも自分の心が決める(相田みつを)」
「気のないところに実はならない(瀬戸口清文)」
ハードを扱う大人たちの「ソフト面=健康的な「気」の表現」に問題があり、これを念頭に置かないと「健康・体力向上の問題」は、解決の糸口がつかめないと見ています。