セトちゃんの「元気! 勇気! 笑顔!」

8代目体操のお兄さん「セトちゃん」こと瀬戸口清文の言葉、あそびのアイデア、講演の記録など、保育・子育て応援情報をご紹介します。

【動画あり】8代目体操のお兄さんが語る 歴代の体操曲

おかあさんといっしょの今の体操のお兄さん

「まことお兄さん」が卒業されますねびっくり

突然の発表に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

 

私たち日本遊育研究所の設立者である「セトちゃん」こと瀬戸口清文

13年の間に体操曲を6曲も担当していました。

歴代最長記録は「よしひさお兄さん」が更新されましたが

担当曲の多さでは未だ歴代一位を誇っており

振付も担当した「ぞうさんのあくび」は」は根強い人気を保っていますゾウ

youtu.be

 

そんなセトちゃん自らが担当曲について語った貴重な資料が

わが研究所内で大切に保管されていましたCD

 

YouTubeで最近アップロードされたので

すでにご覧になられた方も多いかと思います。

 

★歴代の担当曲★

・ちきゅうをどんどん 

・スイッチ オン 

・パラランたいそう 

・コケコッコたいそう 

・コケコッコたいそう part2 

ぞうさんのあくび

 

詳しくは動画もご覧ください!

 

運動は運を動かす「Happy Movement」3~大人の夢中は子どもの生きる力を引き出すエネルギー源~

子どもの「やる気」は、大人の「気配り・目配り・心配り」の力に比例します。

そのためにも「目力」「言葉力」はとても重要です。

参加感や達成感に繋がる言葉かけは惜しまずに出しましょう。

子どもたちは「こんなことできるかな?」などのお茶目かつ挑発的な言葉や、大人が目をクリクリさせながら放つ「ヨーイ、ドン!」の合図が大好き!

「よっしゃ、いいぞ、いいぞ~!」「かっこいい!」などの褒め言葉に、実ににこやかに反応します。

達成感は「生きる力」に直結します。

大好きな両親に認められれば自己肯定感がグーンと上がって、子どもたちは優しく、強く、元気に育ちます。

まずは私たち大人が率先して運動を楽しみましょう。

大人が一緒になって楽しまないと子どもたちも楽しめません。

運動不足は「感動不足」を引き起こします。

運動不足によって前頭葉の働きが不活発になり、共感性も乏しくなると言われているためです。

だからこそ「笑う門には福来たる」の気持ちで、いつもより表情豊かに子どもと接することを意識してはいかがでしょうか。

運動は「運」を「動かす」と書きます。


幸運を引き込み豊かな人生を送るためにも、親子で健康的な運動習慣を身につけたいものです。

運動は運を動かす「Happy Movement」2~「健康的思考力」を高める運動あそび~

ある教育機関が実施したアンケートによると

「外遊びは友達と一緒だから楽しい」

「体を動かすことは楽しい」と答えた児童は約60%。

「体育の時間は楽しい」と答えた数は、「どちらかというと楽しい」まで含めると80%以上となりました。

この数字は決して悪くありません。

子どもの運動不足が問題とされる中、大半の子が運動することが楽しいと感じているので、さらに楽しく取り組める運動プログラムや指導者のスキルが向上すれば、将来の見通しがずっと明るくなります。

一方、見落としてはならない事実として「子どもの精神的弱体化」があげられます。

「運動する場所が暑い(寒い)」

「勝ち負けを競う(ドキドキする)のがイヤ」

「汗や汚れがイヤ」

「動くと疲れる」などを理由に運動を嫌う声も。

体育は、人と調和するために必要な「我慢する気持ち」を学ぶ教科でもあることを、私たち大人が正しく認識しておく必要がありそうです。

子どもたちの精神を強靭なものに育てていくためには、日々の生活の中で喜怒哀楽などの様々な感情や人間関係の中で我慢することを知ることが大切です。

そういった経験を積み重ねることで子どもたちは「健康的思考力」を獲得します。

健康的思考力とは、我慢の意味を正しく理解して、ネガティブな気持ちを前向きで快活な考え方に切り替えるスイッチが良好に働いている状態であると筆者は捉えています。

運動あそびは、友だち同士で相談したり工夫したり、ときにはぶつかったり、我慢したりしながら「なかよしの力」を育み「健康的思考力」を高めます。

日本遊育研究所が設立以来、乳幼児期から運動あそびの必要性を訴えてきた理由が、ここにあります。

 

保育研修会(サマースクール)

運動は運を動かす「Happy Movement」1~子どもの健康が危ない!?~

「子が親に似るの?」

「それとも親が子に似るの?」

 

多くの人がこのような疑問を持たれたことがあるのではないでしょうか。

どちらが先に立つかはさておき、大なり小なり似てしまうのは言わずと知れた事実。

一方では、「頭の良し悪しは、遺伝的な要素が±20%を占める」というデータもあります。

このような情報から考えると、残りの80%は本人の努力が決めるといえます。

とはいえ大人たちの影響が子どもの発達を大きく左右するということを見過ごすと、「子どもの健康が危ない」に対する本質的解決は見いだせないでしょう。

 

今、子どもの体(心)に異変が起きています。

既出の論文等で発表されて久しいので詳しく述べるのは差し控えておきます。

あえて例を挙げると

「疲れをすぐに訴える」

「背骨のゆがみ(背中ぐにゃ)」

「アレルギー」

「つまずいて転びやすい」

「転倒時に手が出せず顔面制動する」

「じっと座っていられない(集中力の欠如)」などなど。

挙げればキリがありません。

これらの問題に一向に解決の兆しが見えてこないのは何故でしょうか。

それは、きっと大人の“気ざし”が空回りしているからではないでしょう。

子どもの体の異変に関する情報に危惧し、体力作りのプログラム等の提示に努めるなど、教育関係者も奮起努力されています。

にもかかわらず子どもたちの意識に変化が見られないように思えるのは、一体どういうことでしょう。

マスコミが盛んに取り上げ、大人も子どもも一度は見聞きしているに違いないのに、その気にならない(なれない)のは、どこに原因があるからなのでしょうか? 

これはきっと、行政や教育現場、マスコミ等で提示されている「ハード面=教育・運動プログラムなど」の問題だけではないように思えてなりません。

「病は気から」

「気は持ちよう」

「気は心」

「幸せはいつも自分の心が決める(相田みつを)」

「気のないところに実はならない(瀬戸口清文)」

ハードを扱う大人たちの「ソフト面=健康的な「気」の表現」に問題があり、これを念頭に置かないと「健康・体力向上の問題」は、解決の糸口がつかめないと見ています。

 

日本遊育研究所

 

姿勢力を高めるローポジションの遊び【後半】~姿勢筋アップで子どもたちの生きる力を育てよう!~

■「ぞうきんがけ」でローポジションを毎日の生活に!

 「ぞうきんがけ」も腹背筋を養うのに最適なエクササイズです。

運動効果バツグン! 姿勢を維持するための腹背筋をはじめ、自分の体重を支えながら押すことで腕力が刺激されます。

さらに足腰の強化や蹴りだす力(脚力)も養われます。

子どもたちは大喜びで駆けまわるので、筋持久力や心肺機能も高まります。

ぞうきんの代わりにポンポンなどを使っても楽しめます。

広いスペースでおこなうなら、軽快な音楽にのって楽しむ「ぞうきんがけ競走!」もお勧めです。

スタートラインに並んで一斉にスタートしたり、三角コーンを置いてジグザグ走行をしたり、音楽が止まるまで自由に動きまわるなど楽しんでもよいでしょう。

 

■姿勢筋アップで子どもたちの生きる力を育てよう!

 子どもたちにとって姿勢を維持する力(=腹背筋力)を育むことは、健康的な人生を送るうえでの最重要テーマとも言えます。

近年、問題視されている子どもの「背中ぐにゃ」現象。ベビーベッドの普及が乳幼児期にハイハイをする機会、すなわち姿勢筋育成のチャンスを減少させ、それに加えてテレビゲームの普及が現象を加速させた大きな要因になっているとも言われています。

近年はスマートホンの急速な普及、そして「GIGAスクール構想」によるIT教育の推進により、日常的に下方を見る(背中を丸める)機会が増加傾向にあります。

このような社会的背景を考慮しても、姿勢筋の育成は今後ますます必要とされていくことでしょう。

運動大好きっ子を育むため、子どもたちの健康的な将来のため、乳幼児期のうちからローポジションの遊びをたくさん経験させてあげましょう。

よい姿勢ができると循環もよくなり、顔にも頭にも血流が循環しやすくなります。

顔に血が循環すれば、表情がしぜんと明るくなります。

頭(脳内)に血が循環すれば、集中力や判断力が上がります。

いずれも良好な人間関係を構築し、充実した人生を送るうえで、とても大きな力になります。

日本遊育研究所では、そのような理由から多くの運動遊びにローポジションの要素を取り入れています。

動画でも紹介していますので、ご興味ある方は、ぜひご覧ください。

限られたスペースでも取り組めますので、ご家庭でもぜひ楽しんください。

 

【参考】ローポジションエクササイズ

https://youtu.be/B0U9PbzduMQ

 

 

姿勢力を高めるローポジションの遊び【前半】~ハイハイは姿勢筋(腹背筋)を養う~

「ほふく前進」「ハイハイ」「高ばい」「おしり歩き」など低姿勢(ローポジション)で動く遊びは腹背筋を刺激し、子どもたちの姿勢保持力を大いに伸ばしてくれます。

例えば、おしり歩きのようにおしりをモジョモジョ動かす運動や、下記のURLで紹介するようなトンネル遊びをはじめとするハイハイでの移動は、正しい姿勢を身につけるために必要な腹背筋をしぜんに刺激します。

手を床に着かずにかがんでくぐるときも腹背筋を刺激し、足を曲げてくぐらなければいけないので、同時に足腰も鍛えられます。

 

【参考】親子トンネル

https://youtu.be/5wMld2SHYJ4

 

トンネル遊びについては、自分の体のサイズを知ることにも有効です。

ぶつからないようにくぐるために、集中力や注意力も必要です。

頭はくぐり抜けても体を早く起こしすぎると、おしりをぶつけてしまいます。

このような経験を積み重ねることで学習し、「自分の体を自分で守る」すべを獲得していきます。

 

 

幸せは自分の○○が決める!?

「プラスのことを口にすれば夢は叶う」

夢が叶うの「かなう」という字は「口」+「十」と書きます。

これはどうやら「+(プラス)」のことを「口」にすることで夢が叶うということのように思えます。

なるほどと思いながらふと自分のことを考えてみると私は結構心配症で考えすぎるところがあり、夜眠れないこともしばしば。

でも大抵は人との良好な関係を願いながらの“くよくよ”が多く、これは決して悪いことばかりではないように思えてきます。

そういえば、心配症とsympathy(シンパシー/共感)は似ているかも…。

といったような、実に都合のいいポジティブな発想も私の個性であり、これは自分のネガティブさを都合よくポジティブに支援してくれる、ありがたい個性かも知れません。

それともう一つ思うのは、教育に携わる人は多少心配性なところがないと子どもたちの安全管理はできないかもしれないということです。

「大丈夫」「なんとかなる」は、安全管理がしっかりできている人の言うこと。

細やかな配慮や気付きがないと、子どもたちの心の声も聞き逃してしまうのではないでしょうか?

こうやって考えていくと、やるべきことをやっていないと願いは叶わないということであり、願いや夢を叶えるためには具体的なプランが必要であるということでしょう。

 

「幸せは自分の言葉が決める」

子どもたちの健やかな成長を願いながら教育のプランを立案するわけですから、その願いを叶えるためには、実践にあたって子どもたちの心に届くプラスの言葉をいかに添えられるかが重要なポイントです。

そしてその立案したプランの善し悪しを決めるのも教育者である私たちの言葉です。

それがいかに子どもの心にヒットするかが鍵を握っているということで、そのためにも自分から放たれる言葉や表情がいかに人の心を繋ぎ、響かせる言葉であるかどうかを普段からチェックすることが大切なことではないでしょうか?

「幸せは自分の心が決める(相田みつを)」は、まったくもってその通りですが、心の豊かさは、美しく力強い言葉たちによって形成されていきます。

幼少期は、まだまだその初期段階。まさに表情豊かな言葉かけが重要です。よって子どもたちにとっては、「幸せは自分の言葉が決める」ともいえるでしょう。

(2011年 夏の保育者研修 レジメより抜粋)

201108サマースクール