セトちゃんの「元気! 勇気! 笑顔!」

8代目体操のお兄さん「セトちゃん」こと瀬戸口清文の言葉、あそびのアイデア、講演の記録など、保育・子育て応援情報をご紹介します。

幸せは自分の○○が決める!?

「プラスのことを口にすれば夢は叶う」

夢が叶うの「かなう」という字は「口」+「十」と書きます。

これはどうやら「+(プラス)」のことを「口」にすることで夢が叶うということのように思えます。

なるほどと思いながらふと自分のことを考えてみると私は結構心配症で考えすぎるところがあり、夜眠れないこともしばしば。

でも大抵は人との良好な関係を願いながらの“くよくよ”が多く、これは決して悪いことばかりではないように思えてきます。

そういえば、心配症とsympathy(シンパシー/共感)は似ているかも…。

といったような、実に都合のいいポジティブな発想も私の個性であり、これは自分のネガティブさを都合よくポジティブに支援してくれる、ありがたい個性かも知れません。

それともう一つ思うのは、教育に携わる人は多少心配性なところがないと子どもたちの安全管理はできないかもしれないということです。

「大丈夫」「なんとかなる」は、安全管理がしっかりできている人の言うこと。

細やかな配慮や気付きがないと、子どもたちの心の声も聞き逃してしまうのではないでしょうか?

こうやって考えていくと、やるべきことをやっていないと願いは叶わないということであり、願いや夢を叶えるためには具体的なプランが必要であるということでしょう。

 

「幸せは自分の言葉が決める」

子どもたちの健やかな成長を願いながら教育のプランを立案するわけですから、その願いを叶えるためには、実践にあたって子どもたちの心に届くプラスの言葉をいかに添えられるかが重要なポイントです。

そしてその立案したプランの善し悪しを決めるのも教育者である私たちの言葉です。

それがいかに子どもの心にヒットするかが鍵を握っているということで、そのためにも自分から放たれる言葉や表情がいかに人の心を繋ぎ、響かせる言葉であるかどうかを普段からチェックすることが大切なことではないでしょうか?

「幸せは自分の心が決める(相田みつを)」は、まったくもってその通りですが、心の豊かさは、美しく力強い言葉たちによって形成されていきます。

幼少期は、まだまだその初期段階。まさに表情豊かな言葉かけが重要です。よって子どもたちにとっては、「幸せは自分の言葉が決める」ともいえるでしょう。

(2011年 夏の保育者研修 レジメより抜粋)

201108サマースクール